2022年7月~2023年2月には、日本民間公益活動連携機構(東京都)の休眠預金活用事業を利用して、社会人やいろんな地域の大学生に学習ボランティアとして参加していただきオンラインで学習支援を行いました。
新型コロナの影響により学業の低下や不登校になった子どもたちにとって多様な学びの場が必要であり、学ぶ場所を探している子どもが一定数いることが活動を通して見えてきました。(特にひとり親家庭や困窮家庭の子どもたちに学習の選択肢が少ないことが、学力低下につながっていると痛感)そこで、今回休眠預金の支援を頂き、オンライン学習「テとテ」を開催しました。スタッフやボランティアを対象に、オンライン学習についてボランティアスタッフの研修を重ね、コミュニケーションを大切にしてつながりを作ることや、自分で選択して学習する必要性について考える機会をつくることに重点を置き、下記のような成果をあげることができました。
- コロナ禍でも豊後大野市内と、竹田市の生徒へのオンライン学習支援の機会を提供できた。
- コロナ禍で計画的な学習を継続することが困難になった子どもたちの学習意欲の向上、つながりの少ない家庭や子どもたちの新しい学びの場の提供ができた。
- 地方では体験することが少ない双方向で行うオンライン学習やオンラインでの双方向コミュニケーションを定期的に提供できる場を作ることができた。
- オンラインを利用して学習を深めることを試す機会だけでなく、対面で教えてもらえる「リアル学習支援」とで一人ひとりを伴走支援できた。
- 生徒にとって、少し先の未来を歩いている大学生に出会い、相談や話をできる場を提供できた。
- 大学生や社会人ボランティアに協力してもらい、中学生の現状を知ってもらうことで、オンライン、リアルどちらの学習支援についても必要性を認識してもらうことができた。
- オンラインで教えてくれる大学生、社会人のボランティアのつながりが広がった。
- PCやポケットWi-Fiを貸し出したことで、今までオンライン学習をあきらめていた家庭や子どもたちに学習の機会を提供できた。
- 保護者が子どもと一緒に学習することに対して、準備や連絡を担う機会が増えた。